さて、今回もしつこく世界クソデカ革命に励んでゆきたい。Xからの編集、転載です。
今回ご紹介するクソデカ玩具は、こちら!!
ハズブロのトンデモ多脚戦車、AT-TEであります押忍!!
と、その前に少々マクラから。
頂いたブツは足の付け根の関節クリックがガバガバになっており、すぐ外れてしまう状態でした。ので、ここをまずはなんとかしてゆく所からですな。
クリックの中空にスペーサーをカマして内向きにヘタりにくくし、外れにくくする作戦です。
取り出しましたるグルーガン用の生グルースティック。ビニールテープでスマキにし、太さを調整しつつ、クリック機構の中央にブチ込みます。
オウイエー
大勝利。ヘタっている足首も強化して足上げも余裕!
蘇るド迫力!
しかし本体がクソ重く、関節部に掛る負担が尋常ではないので、長期間の飾りっぱなし、組みっぱなしはあまりお勧めできませんね。バラして仕舞っておくのが推奨ですぞ。
と、いう訳でいよいよ本体のご紹介です。
これも3.75インチのデカブツとしては映像初登場のEP.2の時には出ず、2008年のクローンウォーズ期に出たのでありました。
もう皆さんもそろそろ脳みそバグってる頃だと思いますので、こんなん見せられてもこれが大きいのかそうでもないのか、よくわからない感じになっているのはないでしょうか。俺だけか。
AT=TE、ホント欲しかったんですよ。
当時、SW玩具が日本で超安かった時がありまして(まぁ、いつの時代でも定期的にあるんですが)、これがアマゾンで6000円くらいだったんですよね。それをスルーして以来、ず~っとその後悔が胸につかえたトゲのように残っていた玩具だったのでした。
そんなんスルーなんかせず見敵必殺でいきなさいよ!と仰るかもしれませんが、店頭で見るリパブリック・ガンシップの箱のでかさでビビったのに、さらにAT-TEですから。ビビリを超えてビビビビリくらいですよ。
しかし羽が伸びたりしていない分、航空戦力よりかは優しいクソデカ玩具とは言えます。←本当か?
しかしEP.2終盤、ジェダイが包囲されて危機一髪!からの超展開はまさに「開いた口が塞がらない」の一言でした…
戦闘準備の演出の積み重ねはバトル物にとって最重要な要素(抜群に上手いのがジェームズ・キャメロン)だと思ってるんですが、そこ全部スッ飛ばすんですもの。ビックリですよ。
ガンシップやAT-TEの登場もブッたまげでした。
六本足でモタモタノシノシと歩くAT-TEを見て、「ええ?何、このアホ戦車!」と思うじゃないですか。でも、これが後に帝国軍のAT-ATに繋がるのか!と思うとそれなりに説得力が出てくるんですよね。文脈の力ですよ。
しかしそれにしてもクソデカいです。
前面のコクピットには人形を一人立たせて入れておけます。
多分ドライバーですね。立ち乗りなのである意味ロボットマンです。
前面には4門のスプリング式ミサイル砲台があります(ミサイル欠品)。
この砲台は一か所を動かすと連動して残りの砲台も左右に動くギミックがあります。
尻にも二門の砲台があり、死角無し!!
上部主砲にもガンナーを一人配置できます。
しかしクローン兵のフィギュアはどいつもこいつも股関節があまり前に上がらないので、座らせるのはなかなか苦労します。
主砲は発光とサウンドあり。
ガンナーのコンソールが光るのは雰囲気があってイイですね。
前部の左右ハッチを展開させると、中に4体のフィギュアを入れておけます。
前部砲台が4門でここには4人配置なので、おそらく砲一門に対してガンナーを一名配置してるんですね。説得力!!
っていうかこういう所をオートメーションにしないアナログな設計が、玩具オリジナルながらも「これぞSW!」って感じがしてイイんですよね。
しかし4人並んでシートに座り、ピコピコ射撃してるのって、ちょっとゲーセンっぽいですね。
オウイエー
開いたハッチは地面に届き、裏には階段状のモールドがあります。
フィギュアの導線がシッカリと考えられており、抜かりがない!
こういうとこなんですよ、私がプレイセットに求めるのは。
(正面コクピットの事は言うな)
大ジャンプですね。
電気が通るのに主砲は外せるし、足も外してバラせるので意外に片付けが大丈夫。どこかの全然バラせないクソデカGIジョービークルを作っているメーカーとは大違…
お ん な じ だ よ ! !
本体上部に三か所あるスイッチで音声を操作できます。
さすが豪華ですなぁ…
そしていよいよAT-TE最大の目玉、ゼンマイ駆動+エレクトリックサウンドによる後部展開ギミック!!
こいつも凄いぞ!!
後部は最大で2人の後部砲台ガンナー、4人×3列で12人の突撃兵を搭載可能。武器ストレージ等も備えています。
さすがにMTTとは違って「トルーパー20人付属」とは行きませんでしたね(笑)
なけなしの私の既所持トルーパーと、隕石第3弾でクソデカ魔界から飛んできたARCトルーパーの混成部隊です!!
後部ハッチも当然地面に着きます。
出撃せよ!共和国軍クローン兵団!!
歩兵が乗り降りするときには後部砲台のガンナーがその援護をするわけですね。このへんの機構も玩具オリジナルですが、実に考えられています。機構、設計から、自然にドラマが産まれてゆくんですよね。
戦車っつうか完全に要塞化してます(汗)
MTTも凄かったんですが、こちらはクセつよかつハッタリが効きまくりのたまんねー逸品であります。
もちろんGIジョーとかミクロマンで遊んでもよろしいかと。コブラやアクロイヤー向きかもしれませんね。
出撃せよ!共和国軍クローン兵団!!
AT-TE、細かいところまで緻密に考えられた傑作ですぞ。
ところで、私がEP1~3にグっと来る点なんですが、最初の方はビークルとか旧三部作とはテイストが違うじゃないですか。なんかピカピカしてたりツルツルしてたり。
それが、作品を重ねるにつれて、マシンのデザインが段々と旧三部作のテイストに寄ってくる。ジェダイのスターファイターはTIEっぽくなり、AT-ATのご先祖みたいなAT-TEがノシノシと歩き回ったりし始めて。
共和国に忠誠を誓うクローントルーパーも、オーダー66の発令時には各地で様々な姿になっているのですが…
ここで観ていてギョッとさせられるわけですよ。まるで帝国軍兵士のような姿のトルーパーがジェダイに牙を剝き、艦船はさながらスターデストロイヤー。オーガナ議員の船は、これってEP4でレイアが乗って逃げてた船じゃ~ん!!
ってなる。
既に定められ、完結した未来を始めるため、逃げられない破滅が来る。
なんというか、こんなやるせない感覚がすごく好きなんですよね。
さて、次回もクッソでかくっていいかな?
いいとも!!
コメント
jack o
スターウォーズ系クソデカはデカいだけじゃなくて搭乗者の武器をしまうとことか、細かい作り込みもまたたまらないんですよね。動線設計も含めて実に素晴らしい玩具です。いるだけで絵になりますね(逆にデカすぎて居るだけになるけど)。
まぁドライバーと主砲ガンナーだけは動線もクソもない罰ゲーム配置ですが、これは原作準拠なんでもうSWしぐさとでも言うしかありませんな笑
2023/08/28 URL 編集
NOR
いやホント、10年代近辺のハズブロ電装SWは極まっちゃってますね。豪華すぎて今じゃ無理って所まで含めて、SW玩具が世界最高峰に決まってんだろ!わからせてやるぜ!!みたいな気合がビシバシ伝わってきます。AT-ATとかファルコン号もやべーっすよな〜…
宙に浮かぶ小型の乗り物が普及してるのに、高い所の乗り込みは階段やロープだったり、戦車も戦闘機もあるのに戦闘はまるでローマ時代の重装騎兵同士のぶつかり合いみたいな形だったりと、進んでんだか進んでないんだかサッパリわからない所がSWの世界観だと思うんですが、そういう所を玩具がシッカリ汲み取ってて本当に素晴らしいですね。でかいけど(笑)
2023/08/28 URL 編集
Lhii
さながら美しい伏線回収であるデザインラインの変容も見逃せません!!
2023/08/29 URL 編集
NOR
デカブツ玩具は最高なのですが、1日も早いスモールライト実用化が望まれます(笑)
2023/08/29 URL 編集