さて、今回はGIジョー・シグマ6のド傑作ビークルのご紹介であります。
近代GIジョービークル三種の神器の一つ、シグマ6、2006年発売のドラゴンホーク!!
でかい!箱が!!
もう箱裏の時点でやべぇ。
アレ?GIジョーってこんなにカッコ良かったっけ?って感じのいかしたテクスチャー。
その前のシリーズだった『ヴァラーVSヴェノム(VvV)』がまたなんちゅうか、ケナー的テイストというかクラシックアメトイ臭に満ちたシリーズだった事もあり、なおさらにビックリなのです。
自分で一機持ってるもののどうしてもパーツの発掘ができず、今回ジャンボ悪魔キングに頼み込んで隕石第三弾としてクソデカ魔界から一通り落っこどして頂いたんですが、これはさらにでっけぇギフトボックスのブツ。
※画像はebayから
もういい加減にしなさい!と言いたくなる箱のデカさです。
組む前に対策をしておかないとハメ殺しの嵐で分解できず、片付けが超大変だぞ!
ティルトローターのドロップシップ(降下船)が完成!しかも新マンのマットジャイロのようなダクテッドファンを採用!!
これはもう玩具的な実用度満点の航空兵力ですよ。素晴らしいですよ。
自分は超不精なため戦闘機玩具がどっちかってと苦手でして、何でかって言うと高速戦闘機や攻撃機は狭い部屋では遊び辛いからなんです。
立体起動、空中静止可能なヘリ玩具だといろんな場面に使えて何かと都合が良いんですが、ヘリ玩具はローターを回さないといけない致命的めんどくささがあります。保管も保全もめんどい。←細けぇよ
皆さんもヘリ玩具のローターを折ったり白化させたことありません?
好きなんだけど、めんどくささは否めない!!
しかし!ダクテッドファンは全てを解決する!メカとしての解像度を上げつつ、カッコよくて尚、あらゆるシチュエーションに対応可能!実用中の実用玩具ですなぁ!!
クッソでかいボディには電装ギミックが満載!光る!鳴る!超豪華!!
三発同時発射のスプリング式ミサイルが左右二個!
押し出しにせず、全門スプリングにしているのも、「手にぶら提げて遊んだ時のプレイ感覚」を大事にしていて好感です!
(武装満載の超豪華APC、ライノですらスプリングミサイルは一門しか無かったからね)
本体に懸架するドロップケージ。
中にはニンジャサイクルに跨ったスネークアイズが!
このミッションスケール(2.5インチ)のスネークアイズとバイクの出来がまた素晴らしい!
下半身が跨りポーズ固定なので体のラインが実に美しくバイクにフィットし、首が回って腕、肩が動きます。
古今のGIジョーバイク玩具の中でも最高に美しい!
※ジョーのバイク玩具は基本地雷です
ドロップケージは天面のスイッチを押すとゆっくりと開き、展開途中でバイクが元気よくバビュンと発車!
素晴らしいですね。
ここから情報量が多くなります。ドラゴンホークの電子ギミックを見てゆきましょう。
まずスイッチオンで起動音が鳴り、ローターの挙動に合わせて飛行音が変化!ボタンで射撃音が鳴り、ドロップケージをレーザー昇順で位置調整して懸架!!合体するとガッチャンと音が出る!!
連続でやるとなんだかよくわからんっすよね(汗)
まずは射撃ブンドドを息子に無理矢理手伝わせました。
空中クラッシュギミックのある玩具と遊ぶと最高に楽しいですね。
ちょっと分かりづらいんですが、機種のミニガンにもレーザーサイトが付いてまして、射撃と同時に赤く点滅して雰囲気満点です。
そしてミサイルのエイムがヘタクソなのは大目に見てほしいぞ!
手で持つ、飛ばせる、狙う、撃つ!
非常にインタラクティブ性が高い、最高のブンドド玩具です。この辺に近い感覚のブツとしては、GIジョー・ROCのナイトレイブンなんかもありますが、その他にはあまり継承されていないのが残念ですな。もっとくれ。
ちなみに撃たれてるのはこれも全くそうは見えないが同時期のシグマ6の玩具、コブラのパワードスーツ玩具、マンティスメックです。
ウワーッ!!
これは一見してジャパニメーション的なデザインを狙ってみました。みたいな感じ。どう見たってロボテック(インビット)だが、大ハズシ!!
一応4モードに組み換えができるブロック玩具になってるんですが、逆関節のボディバランスとか関節部の処理とか、いちいちツボが突けてねぇ!!
関節部もクッタクタ!これでしょ!これぞいつものハズブロクオリティでしょ!!
ミッションスケールのデストロが付いて、実はこの玩具、当時定価が$9.99というゲキヤス価格。
なんか値段聞いたら納得です。ゲキヤスでクソデカなGIジョービークルに対抗できる玩具を用意したのかと思うと、そっかー、そういう事かー。っていう気分にもなります。
続いてケージ懸架からニンジャサイクル発進まで。
ケージにガッチャン!と接続してから上昇するまでのシチュエーションがメチャメチャ気持ち良く、何度でもやってしまいます。ケージがゆっくり展開するのもイイんですよね~…
これだけ凄い玩具だったのに当時はこれなんと売れませんでした。マジで。
私が買ったときはヤフオクで新品4000円くらい。Jack oさんのクソデカギフトボックスも同じくらいの値段だったとか(汗)
なんでかってと、2.5インチのミッションスケールなので、3.75インチ規格の玩具が
載 せ ら れ な い
シグマ6は8インチフィギュアの『コマンドスケール』という規格と、2.5インチの『ミッションスケール』という2つの規格が同時に走っておりました。ミッションスケールのフィギュアはビークルに付属したり、テーマに沿ったアソートのセット売りで供給されていました。
マイティマックスとかマイクロタートルズを少しサイズアップさせたような商品展開。と言えばわかりやすいでしょうか。
ミッションスケールのデストロとコブラコマンダー。
ビークル付属のフィギュアは割とシンプルなポーズ付けでビークルへの登場がしやすいようになっているのですが、ミッションパック封入のフィギュアは派手なアクションポーズに謎のエフェクトパーツや台座が付き、一言でいうとハッピーミールトイ風です。
ミッションパックのストームシャドー、ニンジャB.A.T、トンネルラット。
可動素体としてのGIジョーを求めていた当時の自分には、これがどうしても受け入れられなくてねぇ…
トンネルラット先生は足元からモンスターボール的な何か(多分爆発物)を発射!
いやホント、どっから見たって立派なハッピーミールトイです。
ニンジャB.A.Tは腕が伸びる!
ストームシャドーのカタナには用途不明の謎のマグネットが。
触ってるとなんかこれはこれで良くなってくるんですよね。造形、塗装に手抜きがなく、意外に肩や腕、首がイイ感じに動かせたり、しっかりとした丁寧な作りで楽しくなってきます。ビークルにはもちろん乗れませんけど、他の玩具を揃えなくても単品だけでなんとなく遊べてしまいます。
シグマ6の玩具はどれを取っても単品完成度が非常に高いのであります。
左から2人目がドラゴンホーク付属のストーン中尉です。レッドパワーズ(3インチ)と比べても、どれだけ小さいのかお判りいただけると思います。
その隣、デューンランナー付属のトンネルラット先生はさらに小さい!これは小さすぎだろ!!ホントに同規格なのか!?子供にしか見えない!!
さすがにミッションスケールのフィギュアだけでは遊びがワイドにはなって来ないので、シートを取っ払ったり床板をブチ抜いたりしてなんだかんだと3.75インチフィギュアが乗れるように改造してしまいました。
これは天下取ったな!!←いつの天下よ
さらにドラゴンホークには別売の懸架可能なビークルがいくつも発売されちょりまして、もう満腹だっちゅーのに上からテトリスのように降ってくる牛丼の特盛と次郎系ラーメンにアップアップするホゲホゲを味わえます。
続いて「ドラゴンホークのなかまたち」を紹介してゆくヨ!!
まずは水上マシンのサンダーウェーブ(ボート)。
進水式です!!
ジェットスキーを搭載した高速ホバークラフトだ!
付属の水中モーターを使って水上航行が可能なガチなやつ!
ミクロマン・ライガーが乗って、獣神サンダーウェーブライガーだ!!
しかしGIジョーは昔からタカラとズブズブだし、獣神ライガーも旧タカラ玩具文脈なので、これはもう実質タカラ玩具と言って差支えがないだろう。←あるだろ
ライガーよ!ウニやナマコを密猟者の手から守るのだ!!←何のこっちゃ
こちらはナイトオプスバンプ。後ろに搭載させる各種武装が残念ながら欠品です。いや、頂き物ですから全く不満はありませんぞ!!
これもネジを外してシートを撤去するだけで、なんとか3インチや3.75インチのフィギュアが搭載可能にできました。
武装が無いので長州を載せてみました。
チンタ、轢け!!
どうしてもドラゴンホークに懸架させたかったので、サンダーウェーブの懸架ユニットをバラし、返しを削って抜き差し可能にして、流用を試みます。
裏に百均のコードフックを装着して…
パーツ欠品で懸架不可だったナイトオプスバンプに装着。
ヘリの胴体にトラック直付けのたまらんカッコ良さ!まさにドロップシップ!!
しかし意外な事に、昔から日本はもちろん、なぜか海外サイトでもドラゴンホークに各種ビークルを懸架させた画像を見た事が無いんですよね(動画は知らん)。それほどの不人気玩具だったのか?
何気に貴重画像の数々だと思います。
世紀末バギー、デューンランナー。
プルバックモーターで走行可能。装甲版(?)や武装をパリパリ剥がして軽量にするとスピードがアップすると思います。ヒャッハー!!
付属のドロップケージ。
ドロップケージを展開してスイッチポンでデューンランナー発進!!
もちろんドラゴンホークに懸架可能です。
そしてこのドロップケージがメチャ遊べます。
これを使っていろんな玩具を搭載させよう!!
好きな玩具を放り込め!吊るせ!運べ!落っことせ!!
と、アイデア次第で好き放題遊べるクソデカ玩具です。まさにブンドド特化!
そしてななななんと、マグネパワーズ・レッドパワーズミクロマンならば、ほぼ無改造でミッションスケールのビークルとバッチリ絡みます!
シークレットブレストやカ行ミクロマン機動部隊ならば雰囲気もバッチリですね!!
残念ながら海外では長らく不人気玩具だったんですが、最近はシートを完全撤去してGIジョークラシファイド(8インチ)用のビークルに改造する遊び方も発見され、見直しが進んどるようであります。
世界のトレンド、勝手に遊ぼうミッションスケール!!
それじゃぁ次回も、クッソでかくっていいかな?
いいとも!!
(ホントに轢くとは…)
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