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地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー G.I.Joe Command Center

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それではいよいよ隕石案件最大のクソデカ玩具、GIジョー・コマンドセンター(ハズブロ・1983年)のご紹介を致してゆきたい所存であります押忍。

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1982年にアメリカで始まったGIジョー・リアルアメンカンヒーロー(RAH)は、当初13体のフィギュアとビークル、小規模のプレイセットからスタートしましたが、翌1983年に突如出てきたクソデカプレイセットがコマンドセンターです。

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GIジョークソデカ伝説のスタートですね。
日本では未発売でした。

NOR「いよいよコマンドセンターのレビューじゃのう…」

jack o「腕が鳴るのう…」

息子「毎回当たり前のように俺が巻き込まれるの、ホントやめてほしい…」

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NOR/三回転半(左)
秘密結社『闇ピンポン』総帥。隠居していたがいろいろあって世界クソデカ革命のために決起。
息子(右)
NORの息子。ゲーム勢であり玩具に興味は全くない。いつも親父の巻き添えでヒドい目に合わされる。

これまでの経緯
パースペクティブ効果 第59話 「クッソでっかくって、夏。」 - TYPE-NOR vanising bios (fc2.com)

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jack o(左)
クソデカ魔界のビッグジャンボ悪魔キング。前回の隕石落としで闇ピンポンを壊滅させてしまったため、新たな拠点としてコマンドセンターを供与。
娘氏(右)
ビッグジャンボ悪魔キングの娘でありクソデカ魔界のビッグジャンボ悪魔娘。父想いだが怒ると超怖いクソデカ魔界の最強生物。


息子「娘ちゃんもこっちの世界では小さくなるんだね…」

娘「今日はわたしもがんばってお手伝いをするのです!!」

NOR「ううむ… どっかのクソ息子に見習わせたいのう…」

息子「黙れGGE

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その時!背後から何者かが現れた!!←大塚芳忠の声で

???「あなた方、NORさんとjack oさんですね?」

NOR「それが何か?」

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「闇ピンポンとクソデカ魔界、逮捕する」

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と、いう訳で、闇ピンポンとクソデカ魔界は身柄を確保され、コマンドセンターはGIジョーチームに接収されたのである。

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カバーガール「そもそもこの建物、私達の基地ですものね」

ストーカー「しかし悪の組織の奪還作戦が予想されているからな。この星条旗を降ろすわけにはいかんぞ」

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カバーガール

(大型ミサイルタンク『ウォルバリン』付属)

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元モデルの美人装甲車ドライバー。オモチャのウォルバリンを複数買いするとカバ子がわっさわさ溜まり、カバ子畑ができる。2009年の実写映画(以下ROC)に登場するがヒドい扱いで、以降のシリーズでもほとんどコスられる事は無い。ジョー三人娘の中では最も不遇。
ちなみに実写映画のカバ子はカロリーナ・クルコバという有名(らしい)下着モデルが演じていたが、オーマイブッダ!下着シーンは無かった!!正体を隠すべきニンジャにも関わらず、全身を覆うマスクも服も速攻脱ぎ捨て、これでもかとイケ顔と肉体美をアピ―ルしまくったイ・ビョンホンの韓国武士魂を少しは見習って欲しかった。

ストーカー
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レンジャー。今にしてみるとヒドいコードネームだが当時は別に変な意味は無かった。地味なおじさんだが、コミックスではベトナム時代にストームシャドーやスネークアイズと一緒にリコンパトロールに所属していた戦友で、ホーク大佐(後の将軍)の右腕的な存在でもあった。

カバ子「わかってるわ。どんな角度から敵が来たってこいつでハチの巣にしてやるわよ!ブリーカー、監視を怠らないようにね!」

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ストーカー「おや、支柱に乗せるミサイル砲が欠品しているようだな?」

ブリーカー「そんなもんは無くたって、この据え付けのヘビーマシンガンとカバーガールのレーザー砲台で十分ですよ!」

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ブリーカー
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通信兵。地味な兵科の地味なキャラだが、時代が進んで電子戦の重要性が増すにつれて大事な役どころとなる。めでたく2009年の実写劇場版にも登場したが、似たようなポジションにダイアルトーンやハイテクがいて気が抜けない。

ブリーカー「サーチライトや監視カメラもありますからね!こちらの守りはバッチリですよ!」

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ワイルドビル「待ってるだけってのは性に合わないねぇ…」

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ワイルドビル(攻撃ヘリ『フライングドラゴン』付属)
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ヘリコプターパイロット。当時アニメではまるっぽカウボーイなおっさんがなんかわめき散らしながらヘリをぶん回す姿に衝撃を受けたもんです。パイロットのくせに腿には二丁拳銃をぶら提げ、アメリカ西部的な殺意が丸出しの超カッコいいおじさん。

それでは、コマンドセンターの内部をご紹介しよう←麦人の声で

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ブリーカー「監視システムによると、現在闇ピンポンにもクソデカ魔界にも大きな動きはないようだ」

スカーレット「そりゃそうよ。どっちも全員捕まえちゃったもの」

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スカーレット
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情報スペシャリスト。アニメでは主人公のグラントとイイ感じの匂わせが無くも無かったが、コミック版を基とする連続性の中ではスネークアイとイイ仲。ジョーがリブートする際には必ず蛇の目とセットで登場するシリーズ鉄板のヒロインだが、2008年実写ではリップコードに口説き落とされるという大失態(?)も。そんな事をしたら蛇の目との関係性が切れてしまい、次作以降の出番が無いんじゃないか?と心配してたが、実写2作目でやっぱりリストラ対象に。
そういうとこやぞライズオブコブラ。
やっちまった男、リップコードの悲惨な運命はこちらを参照。
変G.I.ジョーのひみつ⑲ ネンド海兵隊と最低助演男優 - TYPE-NOR vanising bios (fc2.com)

スカ子「ところで、グラント見なかった?基地の防衛計画について相談をしたかったんだけど…」

ブリーカー「グラント?そういや見てないなぁ」

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レディJ「グラント、またコブラにでも捕まっちゃったのかしら」

フリント「ふむ、その可能性も高いな。そうしたらまた、俺が救助チームを率いて助け出すさ!!」

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フリント
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グラントに次ぐGIジョーチームのナンバー2… とされているが、敵に攫われて捕まってばかりのグラントに替わり、チームを率いて反転攻勢を指揮する実質トップ。初期GIジョーにおける実働部隊とは『グラント救出チーム』の事なのだ!!
サンボウプロダクション所属のアニメ脚本家、フリント・ディルのお気に入りだったため出番が増えたと言われているが、実際ファン人気も高い。
名前の由来について、日本のwikiでは「フリント・ディルから取った」と書かれているが、スパイアクションコメディの『電撃フリント』から取ったという説もあったような気がする。

レディJ
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ジョーチームの人形は全て国内タカラ版で揃えたが、レディJは日本未発売商品だったため、今回唯一海外版から引っ張り出されての参戦。Lady J なのか Lady Jaye なのかよくわからない上、日本版アニメではレディージェーンと呼ばれており、ますますわからない。
フリントとリア充関係だが、DIC版アニメではグリッドアイアン主将とナイトクラビングに行くなどなかなかに尻軽。爆弾付きの槍を振り回す蛮族だが、実は高貴の家柄で私生活ではリムジンを乗り回すセレブ。
日本未放送回ではデストロとの血縁関係がほのめかされ、古城に捕らわれ、デストロが信奉する触手だらけの邪神に犯されそうになり…なんていう、アメリカのチビっ子の性癖をどうにかさせようとする回もあった。信じられないことに公式配信があるので、いっぺん観てみるといいです。


さらに信じられない事に、アマプラでレディJ主役のテレビドラマシリーズが制作されているとの事。
これってつまり、G.I.ジェーン…?
'GI Joe' Live-Action TV Series on Lady Jaye in the Works at Amazon - TheWrap

ブリーカー「この要塞にコブラが侵入して、我々に気づかれずにグラントを攫って行くなんて、全くナンセンスな想像さ。不可能だよ。どこかにいるだろうから探してみたらどうだい?」

スカ子「そうねぇ…」

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スカ子「ねぇ、外にグラントが出て行ったりしなかった?」

シップレック「目を皿のようにして見張っていたが、見てないなぁ」

カバ子「ウソおっしゃい!あなたずっとそこでサボってたじゃないの!」

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シップレック
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水兵。陽気な船乗り。暗黒のピラミッド編ではスネークアイ、犬、九官鳥とチームを組み、全く喋らない忍者、畜生二匹をお供にし、一人で喋りまくって尺を持たせる圧巻のMC能力を見せつけた。人気もあるが、ある理由で一部保守的な層からは嫌われたジョーでもある。

スカ子「ねぇ、こっちにグラントいるかしら?」


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クラッチ「こっちでは見てないぞ。もしかしたら床下にでもいるんじゃないの?」


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クラッチ(『バンプジープ』付属)
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凄腕のビークルドライバー。『バンプジープ』付属のクソ地味ひげ面おじさん。特に印象も感想も無い。残念!!
しかし何個も買われる(その辺は一個ったら十分の日本とアメリカでは商習慣が異なる)ビークル付属ドライバーとしては個性が薄いのは強みだっただろう。日本でワイルドビルやカバ子を単品入手するのは相当な困難だが、アメリカではビークルから抜かれた人形がクソ程ダブ付いている。

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ストーカー「いや、床下ってオマエ、いくらなんでもそりゃ無いだろう…」

クラッチ「わからんぜぇ?探し物ってのは必ず、『探してない所』にあるもんだ」

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ワイルドビル「グラントがここの床下にいるかもだって?そりゃ傑作だ!おいトリップワイヤー!お前の地雷探知機で探してやれよ!!」

トリップワイヤー「そんな事できるわけないじゃないの… 俺の地雷探知はチャネリングじゃないんだから…」

ストーカー「おい、さりげなく地雷撒くのやめろ」

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トリップワイヤー
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爆発物処理班。落ち着きのない性格を直すために日本の禅寺で修行した事もある(失敗した)という変な人。コミックスではとにかく物を壊し、皿を持ったら必ず落として割る。それも大量に。という具合で、とてもこいつに爆発物を任せようなどとは思えない。
GIジョーの日本上陸時、ミクロマンっ子だった自分には手首、足首可動がない素体に納得できず、大味だなぁ。という印象を持っていたが、装備品の精密さには驚いた。こいつのバックパックには回収した地雷を三個ストックでき、取り外し自由なのだ。

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ワイルドビル「じゃぁ床下開けてみるか。おい、車どかしてみろよ!トリップワイヤーが隠した、大事なプレイボーイが拝めるぞ!」

クラッチ「グラントが中で読んでるかもしれないしな」

ストーカー「そんな訳無いだろう…」

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スカ子「いないじゃないの…」

クラッチ「プレイボーイどころかオレンジ通信もスコラもデラべっぴんも無いぞ?」

ストーカー「てっきりヒデヂィ准将とキャミィ曹長が中でイチャ付いてるオチだと思ったんだがなぁ…」

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実際にはこのスペースは、人形のバックカード裏にあるファイルカードを保管する場所とされている。このファイルカードに当時のアメリカのガキは熱狂し、玩具と一緒に「情報を売る」という新たなスタイルを誕生させた。それが後にトランスフォーマーの「テックスペック・バイオ」に繋がる。
界隈ではこのファイルカードはコレクションの一部となっており、商品の重要な構成要素の一つだ。中古市場では部品が全て揃っている開封中古品でも、ファイルカードの無いものは99% Complete のコンディションである。


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ミック「スカーレット!まだグラントが見つからないのか!?反対側の車庫に行ってみたらどうだ!?」

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ミック
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重機関銃手。海外では『ロックンロール』という名前だったので少しややこしい。個人的には『ミックンロール』と呼んでいる。後から登場したロードブロックが同じく重機関銃手だったのですっかり後の出番を奪われた感はあるが、1982年から登場している栄光の『最初の13人』のうちの1人だ。
1982年の13人は肘の回転軸が無い「ストレイトアーム」と呼ばれる素体(昭和ミクロマンのような可動である)だったが、日本で販売されたのは83年に肘回転が追加された「スイベルアーム」素体。日本版の『最初の13人』準拠の商品には、ミック、ブリーカー、クラッチ、ストーカーらがいる。体の線が細く、ペッタリした体型が特徴だ。ミックは機関銃の出来が凄い。
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スカ子「もー、ホントどこに行っちゃったのかしら…」

jack o「オイ!ここから出せ!!オ ジ サ ン は 怒 っ て い る ん だ ぞ(死語)」

NOR「出せ~ッ!出すんだJoe!!!(団平)

スカ子「うるっさい連中ねぇ…」

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スカ子「あら、見かけない方ね。どちらさま?」

???「私は『スプリングフィールド施設管理』のボイラー技士、タンザルーです。基地のお湯が出ないので見てほしいと連絡を受けてまして…」

スカ子「それはごくろうさま」

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スカ子「しっかりお願いしますわ」

???「フフフ、おまかせを…」

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???「これがこの基地の心臓部か。ここを爆破すればこの基地は… フフフフフ…」

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ザルタン
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コブラに雇われた悪のならず者集団、『ドレッドノック』の首領。変装の名人、ステルス能力(映像の空間投影技術らしい)、日光に弱いバンパイア体質と、属性てんこ盛りの鉄板人気悪役。玩具には変装用マスクが付いてバックパックに収納でき、日光に当てると体色が変わるという、ギミック満載の凄い奴。

スカ子「ねぇ、グラントを…」

スノージョブ「こっちは今それどころじゃないよ!」

トルペード「バカンスは海に決まってる!水着イベント無しの夏なんて考えられる?バカなの?死ぬの!?」

フロストバイト「ふざけんな!山こそが至高!夏は山ガールとキャンプでBBQ、冬には知世ちゃんと『JR SkySKY』 だろうがゴルァ!!オッケーバブリーケツカッチン!!」

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スノージョブ
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北極警備隊員。名前は「手の込んだ嘘」という意味があり、ネイティブによるとありえねー程変な名前らしいが、ラリー・ハマの知り合いにモデルがいたという話もある。ジョーの人形で『遊星からの物体X』を再現したMVの主人公にもなっていたのだが、そっちの完成度が高過ぎてジョー本編よりも印象深い。


フロストバイト(雪上戦車『スノーキャット』付属)
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こいつにも全く印象も感想もないが、ヒゲ面おじさん率が高いなぁ。とは思う。多分GIジョーファンクラブのカナダ支部(実在)ではテッパンの人気キャラなんじゃなかろうか。
フロストバイトという名前は後にトランスフォーマーに受け継がれ、ビークルのスノーキャットはスーパーリンクでスノーストームになったと考えると、なんだかんだTFとは縁のある人。

トルピード 
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ウエットスーツ完全装着で足ヒレを履いた人。フィギュアとしてはなかなか画期的で凝っているが、コブラのダイバー兵士、イールが日本で出なかった上、フライングシャークやホエールなどの水上ビークルも出なかったため、使い処が全くなかった不遇のキャラ。
しかし恐らくGIジョーファンクラブのハワイ支部ではテッパンの… ←そんなものはない

スカ子「ほんと、男ってやぁねぇ。ああいう連中が海とか山で女の子にいらない事して、SNSで炎上するんだわ…」

???「全く同感ね」

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スカ子「?」

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バロネス 
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コブラの女といえばこのBITCH。という程有名なキャラ。実は身分の高い家柄の出身でデストロの女。時々コブラを裏切るスタスクポジだが、コブラの幹部は全員が日替わりでコマンダーを裏切る全員スタスク体制である。当時は人形の出来に絶望したが今見ると味。
しかし2008年実写映画ではフィギュアのツラの出来があまりにもブス過ぎ、バロネスを演じたシェナ・ミラーをキレさせたのは有名。
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しかしスカ子もカバ子もまぁまぁブスい出来だったので、そこに不公平さは無い。シェナ・ミラーの顔面偏差値が、この頃のジョーにはまだ高すぎた。という事だろう。

息子「おいおいどーなっちゃってんの、ここのザル警備…」

爆ワン「警備がザルなんじゃね~!こいつらオツム全体がザルなんだキャベ~!なんでボクまで捕まってんだ~!さっさとここから出すんだボンバー!!

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北海道在住が禍し、時々NORにイジられる不遇の爆弾。
参考:ボンバーキャベツ爆誕!
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娘氏「せっかく張り切って出てきたのに出番がありませんわ!!」

jack o「まさか、自分が送り付けたクソデカ牢屋に自分がブチ込まれるとは… 牢屋の底に顔があったっていいじゃないか!(太郎)」

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トルペード「あ~、しょうもな。仕事始めるか」

スカ子「ちょっと!何するの!急にリフト持ち上げないでよ!!」

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フロストバイト「ほら、塩コウジカビくんの点検整備をするから、スカーレットはシートに座って!」

スカ子「シート…?」

トルピード「おい、そっち側のトレッドの状態はどうだ?」

スノージョブ「ああ、異常は無いね」

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アバターが面白すぎるためちょいちょい引っ張り出されてイジられる不遇のFFさん。いつも(勝手に)お世話になっております。
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塩コウジカビ氏の数奇な運命
パースペクティブ効果 第十二話 - TYPE-NOR vanising bios (fc2.com)

スカ子「あのう… 塩コウジカビくん?頭の後ろに何か、固い物が当たってるような…」

塩コウジカビ「やめてくださいよ!体がロボットなんですから固いに決まってるじゃないですか!!」

スカ子「あら、ごめんなさい…」

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本来このガレージには1982年発売の電動大型戦車、MOBATを駐機する予定だったのだが、所持品の発掘ができずやむなく似たような形と色の塩コウジカビ氏の起用となった。また氏の股間はこのようになっていてゴツゴツするのは仕方ない。巻き添え&風評被害、つまりダブル陳謝なのでチンチン謝です。
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その時、基地外のヘリポートでは、スネークアイズの指導による近接格闘訓練が行われていた←秋元洋介の声で

ガンホー「俺がストⅡで鍛えたSHO-RYU-KENを食らわせてやるぜ」

ロードブロック「フン!お前の技なんてタカラ餓狼伝説のライジングタッコーがいいとこだ」

スネークアイ「…」

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ガンホー
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元海兵隊の暴れん坊。海兵隊が好きすぎて胸には海兵隊マークの入れ墨まで掘ってしまった後戻りのできないおじさんだが、実は海兵隊のマークや関連用語には商標権がガッツリと設定されているため、胸のマークは微妙に形を変えてあるそうだ。
アラスカのツンドラでの局地戦にこの服装で乗り込んでしまう、筋金入りの脳筋。
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ガンホー、シップレックは人気キャラでもある一方(出自が海兵隊のジョーは少ないため、ガンホーも後のサブグループ編成では優遇される傾向がある)、80年代当時のマッチョ大国アメリカではヴィレッジ・ピープル的な見た目のため、一部保守的な層からは嫌がられた。
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イ~ンザネ~ヴィ~


ロードブロック 
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重機関銃手。GIジョーという作品の中で最も有名な黒人兵。90年代以降は似たような位置のキャラ、ヘビーデューティーと黒人タフガイ枠を取ったり取られたりしているが、ローブロは料理の腕が一流だったり、アニメでは妙な韻を踏んで喋るなどキャラ立ちがえげつなく、単なる脳筋とは異なっている。
人形の頭部がプリンプリン物語に出てくる『ルチ将軍』とかHMの『アトールV』みたいで見ていて落ち着かなくなるのだが、これはヘルメットを装着させた時に安定するよう、こんな形になったのだと思われる。ずっと被ってなさい!!
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画像右側が初代ヘビーデューティー。彼はシグマ6、2008年実写と起用され、新時代GIジョーの定番黒人兵ポジをゲットしたのかと思われたが、実写第二弾ではなんとロック様がロードブロックを演じるという大逆転劇が起こってしまい。ポスト争いでの優勢を取り返されてしまう。しかし、「もうどっちでもいいよ!」というのが正直な感想だ。
ちなみに二人がいとこだというのはさっき知った。
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スネークアイ
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日本のアラシカゲ流忍術に精通したサイレントニンジャ戦士。
忖度して誰もそうは言わないが、(アイコンとなる米陸軍兵士よりよっぽど有名な)G.I.Joe A Real American Hero 世界の実質最強最高人気キャラ。旧日本版、タカラ展開では「スネークアイ」。最後に「ズ」は付けません。ここ試験に出ますよッ!!←出ねぇよ
ハズブロの元デザインディレクター、アーロン アーチャー曰く、「最初から完成された存在」。まさにそれで、タートルズ、パワーレンジャー、NARUTOなど、今までに何度も現れた強大な敵の群れに対して何度も立ち向かい、シリーズの存続をコツコツと救ってきた最強の切り札なのだが、それだけに「アメリカを基盤としたアメリカ(国籍)の人達が主役のドラマ」という、A Real American Hero 世界のキンタマをブッ壊しかねない、ゲームチェンジャーとしての危うさも、実は常に抱えているのだ。
参考:G.I.ジョー スネークアイズ - TYPE-NOR vanising bios (fc2.com)
スネークアイについて語ると超長くなるのでもうやめるが、これだけは言わせてほしい。
股間(クロッチ)が非常に折れやすいので保管には要注意。接着や再建は難しくないが、コンディションに拘る人はOリングを抜いてのバラバラ保管を推奨する。
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ガンホー「くらえ!カン・フー グリップ!!」

ロードブロック「何を!必殺大三元!!」

スカ子「ダメだわこれは…」

スネークアイ「…」

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バロ姐「バ~ロネ~ス!!

ザルタン「うわっ!ビックリした!!」

バロ姐「そこがGIジョーの基地の急所ね!?さっさと爆破してしまうのよッ!!」

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爆ワン「くくく、黒ブチのメガネの女が見えるキャベ~!!」

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※「黒ブチのメガネの女が見える!!」
劇場版アニメでホーク将軍が突然言い放った意味不明のセリフ。世界でもNORだけがしつこく擦り続けるパーソナルなミーム。
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参考:変G.I.ジョーのひみつ⑬ 日本語劇場版・ゲオミルダの罠 - TYPE-NOR vanising bios (fc2.com)

ワイルドビル「コブラめ、捕まえたぜ」

フリント「グラントを攫ったのもお前達だな!?」

バロネス「知らないわ!何の事!?」

ザルタン「我々は基地破壊の命令しか受けていない!!」

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フリント「捕まえておくにも牢屋はパンパンだな」

ワイルドビル「なぁに、倉庫にでも放り込んでおけばいいさ」

バロ姐「監禁物のエロ同人みたいに!?」

ブリーカー「良くない本を読んでるなぁ…」

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ドスッ!!

シップレック「そこでしばらくオネンネしてなッ!!」

ザルタン「こっ、この大量の白い包みは、もしや…」

バロ姐「あたしらをシャ〇漬けにするつもりだね!?」

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シップレック「バァ~カ、そいつぁ食玩のガムだ」

ザルタン・バロ姐「ガム!?」

シップレック「全部食うまでそこから出さねぇからな」(ニタリ)

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参考:食玩ガム事件
パースペクティブ効果 第58話 - TYPE-NOR vanising bios (fc2.com)

フリント「爆ワンくん、きみが知らせてくれたおかげでこの基地は救われたよ」

ワイルドビル「すまなかったな、釈放だ」

爆ワン「全くいい迷惑だったキャベ…」

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爆ワン氏、解放後のコメント
NOR「じゃぁ我々もそろそろ、浪漫飛行にインザスカイ。っちゅう事で…」

ワイルドビル「テメーらはダメだ」

jack o「なんたるちあ~ッ!!(死語)」

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スカ子「コブラの破壊工作はなんとか防げたけど…」

フリント「グラントの居場所は相変わらず不明か…」

ワイルドビル「どこに行っちまったんだろうなぁ?」

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グラント「ここです

息子「わっ!ビックリした!!」

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グラント
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各シリーズで必ず主人公ポジが約束された鉄板のリーダー。の、はずだが、個性が無いのが個性と言わんばかりの面白く無さ、クソ真面目だけが取り柄の性格のためか、フリント、レディJのリア充カップル実在プロレスラーのサージェントスローターらに出番を奪われ続け、「攫われて脱出する役→攫われて救助される役→重症で入院している役→モブ(セリフ無し)→出番なし」と、主役のはずなのに物凄い勢いで凋落。元祖GIジョーの栄光、メーカーのアイデンティティを仮託される「シンボルとしての立ち位置」も、後から出てきたジョセフ・元祖GIジョー・コルトンに奪われる。
アニメ劇場版でハズブロに一度殺されかけ、2012年実写劇場版で本当に殺される。その後のメディア展開でもスネークアイズが主役のスピンオフ映画(出番無し)、アマプラTVドラマはレディJが主役(まず間違いなく出番なし)と、復活の目がまるで見えない。
サンボウ版シーズン2冒頭でビーチヘッドから「俺が責任者だったらもっと軍規がマシになるのに」とホークの目の前で煽られ、フリントに「ホーク、グラント(デューク)、俺(フリント)、次がお前(ビーチへ)の序列だ!」と、フォローされていたのには泣けた。そこはカッコ良く自分が言い返せ!そういうとこやぞ!!
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日本名ではグラントだったが海外名はデューク。実はグラントというキャラは日本未発売の別人が存在するため、表記に当たっては非常にややこしい。これは日本版にローカライズする際の、タカラ側のミスだったと言われている。
有識者に向かって「俺、GIジョーのグラントが好きなんですよね」なんて言うと、「え?あの薄いおじさんを!?」と言われ、性癖を疑われてしまうかもしれない。
グラント(デューク)の残念主人公っぷりはこれらの記事を参照
変G.I.ジョーのひみつ⑪ 残念主人公デューク - TYPE-NOR vanising bios (fc2.com)
変G.I.ジョーのひみつ⑮ 珍奇!サンボウ・アニメ版! 略して珍ボウ - TYPE-NOR vanising bios (fc2.com)
息子「あなた、ずっとここにいたんですか!?全然気が付かなかった!!なんでこんな所に!?」

グラント「いや、それがね」

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グラント「ここが一番、落ち着くようになっちゃったんだよ…」

息子「闇が深ぇ…」

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The End

ーー
それはそれとして、今回はスカイストライカー付属のパイロット、エースを除いたタカラ地上最強版GIジョー、ほぼコンプリートキャストでお送りいたしました。令和のうちには地上最強版コブラでなんか書けるといいなぁ。←テラードロームのおねだりではない

ム~チョ・ム~チョ・マッチョマ~ン!!
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それはそれとしてコマンドセンター。
プレイセットとしては防衛、監視、侵入の導線や、施設の「ウィークポイント」の設定、小物の隠し場所など、プレイセットに求めたい様々な要件を完璧にクリアーしている凄い玩具です。これはロボットやビークル変形系の基地玩具ではなかなか出せない、据え置き基地の強みだと思います。

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非常~に古い玩具にも関わらず、広いスペースが様々な玩具と自由に絡み、4つのユニットに分割ができるのでうまく使えばもて余す事も無くフィギィュアの撮影スペースにしたり、ガレージハウスのように家具や内装に凝って無限に楽しむことができます。

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意外に優秀なのはヘリポートでして、飛行系ビークルのデッキとしても使えるし、格闘戦のステージとしても使えてこりゃええわ。って感じです。

バーチャファイターみがあります。

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さらに壁は全て撤去できるため、意外な事に施設内の様々なロケーションを自由なアングルで撮影できてしまいます。スマホを突っ込めばローアングルからの撮影もできるし、80年代初期のブツにも関わらず、非常に現代的な、SNS向けプレイセットです。

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今から入手しようと思うような奇特な人もいないと思いますけど、機会と場所(重要)の余裕のある方にはオススメをしたいですね。


それでは、次回もクッソでっかくっていいかな?

いいとも!!

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コメント

jack o

とうとうレビューいただきました!元祖クソデカ基地!

闇ピンポンの新居になるかと思いきや結局狭い牢屋しかままならんとは、、、笑

せめてディファイアントくらいは闇ピンポンに捧げたいものですが、やはり固定基地も欲しいですよね。次弾こそ闇ピンポン新拠点をお届けします。

NOR

jack o さん
やっぱ元祖地上最強版で盛るとベストマッチ感が出ますな〜…
このプレイセットの恐ろしい所は、基地組んで中盛っただけでは終わらず、周りにビークル配置して、敵の攻撃隊を用意して、迎撃の導線考えて…
と、まるで終わらないとこですよね。全く恐ろしい!!
「悪の一味がブタ箱に入れられエンド」ってのも、サンボウ版ミニシリーズのラストみたいな風情がなかなかではないかと(笑)
てか、ストーリー的に世界クソデカ革命がサッパリ進んでないっすね(汗)

NORI05

コマンドセンター良いですね。
今から手を入れるのは、中々厳しいとは思うのですが、オールスターキャラが生き生きしている様子を見ると欲しくなりますね、、
しかしデュークは似たような立ち位置のコンボイ(オプティマス)と比べるとやはり不遇、不憫な感は否めませんね 苦笑
NORさんのブログを見て G.I.JOEを知り、ハマった身としては、思わずコメントをせずにいられませんでした。ありがとうございます。

NOR

〉NORI05さん
ウホッ!お久であります!!古顔の読者様からのコメントは格別のうれしみがありますね〜…
世界的なブームに応え、今日も元気だタンスにゴン!!令和にまさかのGIジョームーヴメントですが、世の中本当に何が起こるかわかりませんね(笑)
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FC2でも変わらずに行列のできないラーメン屋的なアレを目指します。

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