さて、また新しく始めた「長年の宿題を片付け隊」ですが、昔なんとかしたかったけどどうにもならず、放置していた玩具の修理やプチ改造を今更ながらやってみたりみなかったりしてみたい。っていう事なんです押忍。
今回は思い入れの強い玩具、ゴッドジンライの当時品ジャンクに手を入れてゆきます。
1.メッキのハゲをなんとかしてゆき隊
まぁ~大体メッキの角がハゲてますよね。そしてお手軽に入手できて使えるメッキ調の塗料も昔は無かったんですが、ガンマカのメッキシルバーが細かい所のレタッチには非常に都合が良いので塗ってきます。
右がレタッチ前、左がレタッチ済みです。
広い面を塗るとなるとマーカー直塗りでは綺麗にいかないのですが、角の塗り足しくらいならば効果的に使えます。
広い面の曇り、カスレは諦めです。
G1コンボイやジンライのダイカスト部分の赤塗装もリベットやワイパーのモールドがハゲやすいんですが、ここも実はガンマカ直塗りで意外に安定して修正できたりします。
2.ゴッドマスターの代用品をなんとかしてゆき隊
中古はまずゴッドマスターのジンライが欠品していて、まぁ無くても遊べないことはないんですけど、スーパージンライは基地モードとゴッドマスター(ミニフィギュア)を絡めて遊べるようになっているので無いとプレイバリューが一つ減ってしまうわけですな。
それに、ゴッドマスター(人間)がジンライ、スーパージンライ、ゴッドジンライと段階的に大きくなり、パワーアップして行くのがこの玩具の魅力ですから、ここはゼヒとも代用品が欲しい。
そこで最近ハマっているプチブロックの出番です。
プチブロックでダイアクロン隊員が乗れるシートを作ります。
このシートはトランステクターと合体でき、さらに変形ロックが解除できます。
テクターとの合体、変形ロック解除機構は早い段階で完成しましたが、大きすぎてゴッドボンバーとの合体ができませんでした。なので何度もビルドをやり直しています。
フェイクアイアコーンV2.0
本体を小さくすればするほどブロック同士の結合強度が怪しくなり、外観(カッコよさ)の自由度も減ってしまいます。
ようやくたどり着いたV3.2。
最小構成で強度も確保。小さいビルドになればなるほど部品の配置や結合に無駄が許されなくなるので難しい!!
この背面に、神の力を奪う秘密があります。
合体時にバラバラにならいないように強度のある組み方をし、さらにトランステクターとの着脱がスムーズにできるよう、クリアランスを調整しています。なかなか苦労しましたが、これでゴッドマスター・ジンライが不要になったどころか、まさかのダイアクロン世界と接続!!
俺設定 『ゴッドハック計画』
2021年2月、葛飾区青砥の再開発工事が進む中、旧宝重工業(現、宝富井HDに統合)の東京工廠跡地から謎の巨大神殿が発見される。さらに驚くべき事に、神殿と共に数機の巨大なアメリカントラックと武装トレーラーも発掘された。

発掘を所管する青砥教育委員会は当初、宝重工業は宇宙人の機体を開発していたため、これらを「極秘裏に埋蔵された宇宙人である」とする仮説を立てたが、調査の結果、機体からは宇宙人の魂である「スパーク」の痕跡が検出されず、これらの機体が意思を持たない機械、「トランステクター」であると定義した。
そして同時に発掘された謎の古文書の解読により、この機体には旧ダイアクロン隊に配備されていた、バトルコンボイ、パワードコンポイの試作後継機の機構が用いられている事が判明。

さらにネット上からは、宝重工が80年代末期に関与していた「神と悪魔の戦争」の神話が発見される。
ストーリー - トランスフォーマー 超神マスターフォース - 作品ラインナップ - 東映アニメーション (toei-anim.co.jp)
以上を踏まえ、調査隊は、「埋蔵された機体群は、ダイアクロン・パワードコンボイ技術を転用した巨大なテクターに神の力を宿すための物だった」との結論に達する。
発掘調査の進展と共に、機体の起動には「超ロボット生命体」と融合する人間、「マスターフォース」と、その魂の結晶である「アイアコーン」が必要な事が判明するが、その詳細な記録や遺物は失われていた。制御不能な「神の力」の暴発を恐れ、青砥教委は遺跡の破壊とテクターの再封印を決定したのである。

しかし2023年8月、世界クソデカ革命が勃発。その後カウンターアクションとも言うべきニュー・チマチマオーダーが巻き起こると、脳筋軍団として悪名高い、ダイアクロン隊北怪童分隊、「神猿隊」がその流れに便乗。

神の力なんて屁とも思っていない彼らは、「俺たちによこせ」と強引にトランステクターを青砥から強奪。
新テクノロジー、プチブロック工法によって、強引にダイアクロン・ゴッドマスターシステムを完成させてしまったのである。

無理矢理トランステクターをハッキングし、エミュレーターをネジ込んでゴッドマスターとしての力を解放させちゃってるわけですな。「神を騙して乗っ取るシステム」、名付けてフェイクアイアコーンです。
人超魂ならぬ擬超魂パワーですけど、再現性、出力の怪しい部分は神猿隊員の類まれなるウルトラガッツでなんとかします。
ゴッドマスターやヘッドマスターJr.を集めて基地遊びをしようと思うと、現代ではナンボ掛かるのか予算を想像しただけで寒気のする計画ですけど、ダイアクロン隊員と絡むようになったのでバチバチ世界観が拡張できてイイですね。
3.ライフルの不都合をなんとかしてゆき隊
純正のコンボイガン(ジンライガン?)をジンライに持たせても、後ろがつっかえるので腕が中途半端にしか上がらないじゃないですか。これがもう、残念無念なわけですよ。
せっかくのジンライのプレイバリューが半減もイイところです。なのでもうちょいと取り回しのしやすそうな物が無いのか、ジャンク箱から漁ってみると…
正体不明のガンを発見。GIジョー箱の中にあったんだけど、これジョーじゃないよなぁ…
ピンと来た方、詳細ゆる募です。
イエー
オウイエー
最高!ちょっとの改善ですけど、お気に入り度が300%アップです。
「棒立ち玩具」が「アクションフィギュア」に進化した感まであります。いや棒立ち玩具が悪いだなんて思ってないんですが、絶対こっちの方が玩具のポテンシャルを引き出せてるデショ。って話です。
4.生首収納問題をなんとかしてゆき隊
ジンライのコンテナ後部が開き、スーパージンライの生首パーツがしまっておけるのは有名な話なのですが…
これがカタカタしちゃって安定しないわけです。床は穴空いてるし、放り込んであるだけ。っちゅう感じが昔から残念だったので、
そこでまた、プチブロックでなんとかしてみたい所存であります押忍!!
「惑星探査車」。ノーマルで組んでも後部ハッチに可動があって開いたり、コロ走行車輪が6基付いていたり、内部にダイアクロン隊員が絶妙に一人乗れるようになっていたりと、なかなかに使えるアソートです。
そして蒸気機関車のピースも使って、G1コンボイに付いていた「ローラー」のようなビークルをビルドしました。
これもバラけないよう強度を保ちつつ、コンパクトに組むのがなかなか大変でした…
生首が安定して乗っかるように床板を工夫し、コンテナ内部でガタ付かないよう、縦、横、高さも何度も調整。
これでピッタリ。絶妙にハマっています。ジンライのローラー、「ローレライ」です。
パチっと閉じる。快感!!
せっかくジンライがダイアジンライになったので、ゴッドボンバーもダイアクロン化してやりたいじゃないですか。
プランとしては前部コクピットに隊員3名を載せられるようにしたい。神猿隊は4人で回してるので、ジンライ1名ゴドボン3名でピッタリです。これはなんとしても実現させたい。
とい、いうわけでダイソーのコードフック。
ペンチで掴んでぐにぐにすると、けっこう小さい金属片を切り出せます。
プチブロックに金属片と弾力性のある両面テープを貼り付けます。
クッション性のあるテープを使う事で、玩具のデコボコした面にもパーツを張り付ける事ができます。
ダイソーの粘着ゴム(掲示物貼り付け用のマテリアル)で仮止めし、位置を調整。ジンライとの合体時に干渉しない位置を探ります。
オウイエー
内部にプチブロックを粘着ゴムで貼り付けてコンソール風にデコります。
ブロックに穴をあけて玩具梱包ワイヤーを通し、隊員の転落防止用安全バーも作りました。
正規品の「ひっつき虫」は放置しておくと夏の高気温等で緩くなり、ダラダラと流れてしまうのですが、ダイソーの代用品は経年で固くなるので流れちゃう事は無いと思います。正規品、ダイソー品共にプラへの癒着も(6~7年くらいの感覚ですけど)ありません。
青く見えちゃってるゴムの上にビニールテープを張り付けて隠します。正体不明の鹵獲機体に無理矢理後付け装備をくっつけてる感もあり、悪くないのでは。←イデオンじゃん
これでポロ落ちせずに隊員三名が登場可能になりました!!
内側に張ったブロックが窓枠の端から「チラ見え」してる密度感が欲しかったんですよ。
また、壁に貼ったブロックのおかげで隊員が壁と密着せず、少し距離が開くので、簡易ながらも奥行き感、「コクピット感」が出てると思います。完全可逆改造なので、もうちょっとイイ素材やアイデアが出てきたら撤去してバージョンアップもできます。
(一応)成功!!
羽パーツが欠品なのでゴッドボンバーのロボットモードは背中パーツを付けられません。人類によるハッキングが拒否されてしまいました(笑)
内径5ミリのパイプと5ミリ棒で簡単に接続アダプターが作れそうな気もしますが、現在はさらなる宿題です。
ゴッドボンバー、海外では出なかった(復刻版では出た)和製オリジナルTFで、顔がニューミクロマンのミクロガンダー3になんか似てるんですよね。まぁ必ずと言っていいくらい「試作品の方が良かった」とか言われがちな残念ロボですけど、旧タカラのオリジナルな空気が感じられて、私は個人的に推しなのであります押忍。
それではそろそろ超神合体と参りますか!
タチバナ隊員、ダイアテクター・スーツオン!
作中ではまだ明らかにされていないが、タチバナ隊員はESP(超能力)を持っている。フェイクアイアコーンと同期!マスターフォースエミュレーション開始!!
強制ゴッドオン!!
ローレライ発進!ヘッドユニットスタンバイ!!
ダブルオン!!
ダイアスーパージンライ!!
超!
神!
合体!!
ゴッドジンライモードでもバッチリと隊員が搭乗できています。ついに人類が神の力を手に入れた瞬間です。
6.足を少~しだけ開かせ隊
で、スーパージンライの個人的な最大残念ポイントですが、足のクリックがでかい事なんですよね。棒立ちでも十分カッコいいっちゃいいんですが、
こうなる。
ちょっとだけ開こうとしても強力なクリックで強制的にここまで開いてしまいます。パタリロのゴキブリ走法くらい開いてます。
ゴッドジンライも
コレです。
いや、わかりますよ?昔のオモチャですから。アクションフィギュアとはそもそも設計思想が異なってるんですから。
ガッチリと、安全に、堅牢に。
当時はそれが、見た目より何より優先されていたんです。
しかし今はもう令和であり、オジサンももう大人なので遠慮なく魔改造を試みたいと思います。
股関節クリックに手を加えるために本体のネジを外して分解してゆきます。
はめ込みの背中の板を外して、股間のネジを取るのを忘れずに。
昔の玩具のネジを外す際は、さすがにちゃんとしたドライバーを使わないと、硬くて回せなかったりネジ山をナメたりしてしまいます。ネジがナメたら地獄ですから、ここは慎重に。
膝下を外し、股関節を開けてゆきます。強力なバネの反発があるので気を付けて。
この赤いパーツがターゲットですが、胴体部分を開かないと取り出せません。
ようやくお目当てのパーツが取り出せました。
このパーツの固定用突起を削り、クリック機構全体が外側に少しだけ回せるように「遊び」を作ります。
削り過ぎると修正が大変になるので少しづつ、慎重に。逆方向を削っちゃったりしないよう、注意です。どこをどう削るのかは、よく考えながら、間違えないようにやってみて下さい。
仮組して動きを確認しつつ、左右がバランスよく開くよう、削る量を調整します。
ヒザ下を嵌めて股関節のネジを少し締めて押さえておけば動作確認はできます。とにかくバネの押し出し力が強いので要注意です。
しつこいようですが、削り方向と削りすぎに注意!!
完成です。
クリックも問題なく生きています。
夢にまで見た「少しだけ足が開くジンライ」!
これさえありゃぁ、リメイクなんて不要!というくらい満足感が高い!
棒立ちビルディングこと、ゴッドジンライも…
どうですか!!
もうホント、これ以上何も望みませんよ…
カバヤ版がカッコ良くなっちゃってて非常に悔しかったんですが、当時品も足さえちょい開きしてくれりゃぁ、全くヒケを取りません!!
ホント、超神合体版は触ってて飽きないんですよね~…
6.ビーダマンにも対応させ隊
せっかくダイアクロン対応にしたし、だったら平成のダイアクロンこと、爆外伝Ⅲのビーダマン(B.B-DAMAN)もイケるんじゃねぇの?という事でプチブロックの余りパーツでビーダテクターをビルド。
この状態からB.Bダマも発射可能。超電導ランサーバレルの効果(?)により、とんでもない勢いでタマがカッ飛びます。
ビーダオン!!
超B魂(ちょうびーだま)パワー!!
巨大ビーダアーマー完成です。
7.基地モードもダイアクロン化して行き隊
せっかくダイアクロンと絡むようになったのでもう少し手を入れます。
このキャノン砲はゴッドマスターが搭乗する事ができるんですが、ここにマグネットシートを貼り付けて、ダイアクロン隊員が座れるようにします。
プレイセットの神髄は「シートに始まりシートに終わる」のかもしれません。
ミニビークルも揃い、賑やかになりました。
8.ゴッドボンバーに窓を入れ隊
2023年10月4日追加
クソデカ隕石の中身を整理していて、開封した玩具の箱に貼ってあったブリスターを「何かに使えるかも」と取っておいたのですが、これでゴッドボンバーに窓が入れられないかと思ったわけです。
アクリル板の加工だのバキュームフォームだのはできないし、廃材利用で粗雑にやっつけてみたい。
黒マジックで大まかに当りを付けてカッターでジョキジョキ切ります。
外枠をビニールテープで貼り付けます。
ホントは加熱して窓枠に型を合わせたりするといいんでしょうけど、加減が難しそうなので単に貼ります。ややや、イイのでは?
カラーのクリアシート等を貼る等して色を付けると見栄えがいいのでしょうが、まぁこんだけできりゃぁ十分です。
左が窓なし、右が窓あり。違いがおわかりいただけるだろうか。
8.ゴッドジンライを光らせ隊
2023年10月4日追加
フェイクアイアコーンの技術を応用し、疑似スパークである「ルミナスアイアコーン」をビルドしました。
ゴッドジンライ時に胸が光ります。
最後に
超思い入れがある玩具、超神合体ですが、長年のここ残念ポイントに手を入れ、さらに大好きになってしまいました。
あと5年くらい後には、また新たな素材と技術でいいかげんな魔改造を施しているかもしれませんが、それくらい長く付き合いたい玩具です。
人の姿を捨て、神となれ!!
それではアディ押忍。
コメント
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ジンライガン、アムドライバーの強化ギア2の奴ですね。改造でなかなか重宝します
2023/10/30 URL 編集
NOR
情報ありがとうございます!!!!
2023/11/01 URL 編集